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とりあえず萌えたものについて書いてこうかな
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 今週のネウロに泣きそうになったかのんです!

 やー・・・・・なんか、凄い理想の二人でした。
 弥子はやっぱり弥子で、魔人はやっぱり魔人だね。

 二人が積み重ねてきた色んな感情の結果が、ひとつのものになったのが良くわかりました。

 あの場面で笑顔で「大丈夫」といえる弥子と、その弥子を笑顔で「信頼」できるネウロ。


 やっぱりこの二人凄い好きだー!!!


 最初はお互いに理解できなくて、いろいろギャップがあったけど、今でもギャップというか理解できない部分もあるけど、でも一番深い部分で分かり合えているというか・・・・・なんというか。

 あー・・・・・でもさびしいですね・・・・・来週で終わっちゃうってことは、公式にこの二人の絡みを見る機会はなくなるわけで・・・・・ orz

 魔界編・・・・・あってもよかった・・・・・(ううう)



 次回の最終回は三年後。一体どうなっているんでしょうーかー 弥子は探偵続けてると思うなぁ・・・・・なんかそんなのを想像すると楽しくもあり寂しくもありますTT


 というわけで、下になんか妄想が突っ走った小話を載せときます><












 気づいたらもう、ネウロは居なかった。
 なんとなく、そんな気はしていた。

 そうやってアイツは居なくなるのだと。

 ただ一階にいたゼラの言葉だけが、確かにここに、あの傍若無人で人を人とも思わないドS魔人が居たことを証明しているだけだった。

(最後の最後まで、アイツらしいな・・・・・)

 しくしくと膝を抱えて泣くゼラを横目に、弥子は事務所を出た。


 空は蒼く、雲がのんびりと風に乗って漂っていた。ビルの影が、アスファルトの道路に影のコントラストを描いている。
 目的地のある人々がせかせかと歩き、信号が点滅し、時計は時間を刻んでいく。

 太陽が昇り、そして沈んでいく。

 人々の上に、平等にある24時間。

「・・・・・・・・・・」

 ガードレールに座って、弥子はそれらをじっと眺めていた。

 人ごみの向こうから。
 己の背後から。
 もしかしたらビルの頂上から。

 ネウロの呼ぶ声が聞こえてくるようで、弥子は小さく笑った。

 ようやく戻ってきた、「自由」。
 謎も、事件も、身近な人の死も、傷つくことも悲しむことも辛くて吐きそうな夜もない。


 戻ってきた、「日常」。

 の、はずだった。

「日常か。」

 ぽつりとこぼして、弥子は空を見上げる。一羽の鳥が、西に向かって飛んでいく。




 これで戻って来たのだぞ?貴様の望んだ「日常」が。




「戻って来たのはとんでもない日常だったけどね。」

 弥子の父の事件を解決したネウロが言った言葉。
 初めて、「謎」が何なのか考えた瞬間だった。

 あれから弥子に訪れた日常は「とんでもない」ものだった。
 ものだったけど、ただがむしゃらにひた走った結果、こうして「これ以上頭が混乱することは一生ない」と思っていた事件すら、懐かしく思い出せるくらいになったのだ。

 それをきっとネウロは「進化」と呼ぶのだろう。

 考えて、弥子は噴き出した。

 己の手を、太陽にかざしてみる。何かの歌にあるように、白い手に流れる真っ赤な「血」が見えるようだった。

 誰のものでもない、「弥子」のDNA。
 自分を形作るものの一つ。


 一体何時戻ってくるのだろうか。
 早く戻って来てもらわないと困る。


「日常よ、戻ってこい。」


 にっこりと笑って、そう呟くと弥子は勢いよく立ちあがった。
 何をするかは分かっている。

 振り返り、彼女は己の「巣」でもある事務所のビルを見上げた。

「あの・・・・・」
「え?」
 声をかけられて、弥子は振り返った。そこには妙齢の婦人が、ハンドバッグをぎゅっと握りしめて立っていた。青ざめた頬と、せっぱつまったまなざし。
 乾いた唇が「あの・・・・・もしかして、女子高生探偵の桂木弥子さんですよね?」とよわよわしい言葉を紡いだ。


 とりあえず今は、できることをやろう。


 アイツが居ないから無理だなんて、言わない。
 ううん。むしろ、見返してやるんだ。

「はい。」

 弥子は強く頷いた。
 雲間から差し込む日の光が、彼女の色の薄い髪の毛を淡く金色に彩る。

「私が桂木弥子です。」




 ここからまた、違った日常が幕を開けた。













 またわかりづらくてスイマセン orz



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